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カンジダ症の症状と治療薬について

カンジダ症は、膣の中にいるカンジダ菌という真菌が増殖してかゆみやおりものみ等の不快な症状が現れる病気です。
具体的な症状としては膣や膣周辺のかゆみや、カッテージチーズや酒粕のような白くてぽろぽろしたおりもの又は粘度の高いおりものが出る方が多いです。
他にも膣周辺の皮膚(外陰)の発疹や発赤・膣の熱感やヒリヒリ感・排尿時の痛み・SEX時の痛みなどの症状が現れることもあります。

膣に関する症状が現れるため、感染経路はSEXだと思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、カンジダ菌自体は健康な女性の誰もが持っている常在菌で、膣だけでなく皮膚・口の中・消化管などにも存在しています。
実際に、カンジダ症の約9割が自己感染による発症です。
そのため潜伏期間が長く、感染してから症状が出るまでに数か月かかることもあります。

カンジダ症は、日頃の疲労やストレスあるいは風邪・糖尿病などによる免疫機能の低下が原因です。
免疫力が下がるとカンジダ菌の勢力が強くなって繁殖しやすくなるため、不快な症状が現れます。
他にも生理前などでホルモンが変化したり、抗生物質を飲んだり、湿ったりきつい下着を長時間着けたり、妊娠したことで発症したという方もいます。
SEXを感染経路として発症することもありますが、10%以下と非常にまれです。

カンジダ症は女性の発症率が高く、女性から男性にうつしてしまうことのほうが多いです。
しかも男性は症状が現れにくいのですが、感染している男性と免疫力が低下している時にSEXをすると、感染または再発してしまうリスクが高くなります。
直接的な接触がなければ感染のリスクは下がるのでコンドームが有効ですが、100%感染を防ぐことはできないので、できればSEXは控えましょう。

カンジダ症は常在菌なので潜伏期間が非常に長く、1度発症すると再発しやすい病気です。
カンジダ菌は温かい湿気を好むので、通気性の良い下着や服を着る・湿ったり濡れたりした服は早く着替える・シャワーやお風呂の後はしっかり乾かす・生理中のナプキンはこまめに交換するなどを心がけて、予防に努めましょう。

カンジダ症に効果のある治療薬にはどんなのある?

カンジダ症を発症したかもしれないと思ったら、初めての場合は婦人科または産婦人科へ行って正確な診断をしてもらい、治療薬を処方してもらいましょう。
一度病院で診察を受けておけば、再発したときに市販薬を購入することができます。

カンジダ症の治療薬は、いくつかあります。
フロリードは、ミコナゾールという有効成分の治療薬です。
真菌を殺菌するため効果が高いのが特徴で、水虫の治療にも使われています。
外陰に症状がなく、膣の入口付近など狭い範囲にかゆみ・おりもの・熱感を感じる方に適しています。
フロリードは1日2~3回塗る必要があります。

ニゾラールは、ケトコナゾールという有効性成分の治療薬です。
こちらも真菌を殺菌するため、水虫の治療にも使われます。真菌を強力に押さえて殺菌するため、高い効果があります。
クリームタイプ・ローションタイプ・スプレー剤・錠剤の4種類がありますが、クリームタイプを使われることが多いようです。
ニゾラールは効果の持続時間が長いため、1日1回の塗布で済む点がメリットです。

エンペシドは、クロトリマゾールという有効成分の治療薬です。
真菌の細胞の主成分であるエルゴステロールが作られるのを阻害して、真菌が作られたり増えたりするのを抑えて殺菌します。
即効性がありながらも、副作用が少ない点もおすすめです。
エンペシドは錠剤とクリームタイプがありますが、錠剤タイプがよく使われています。

かゆみなどの炎症を抑えるという効果では、ステロイド剤を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
でもホルモンに影響を与えるステロイド剤はホルモンバランスを変化させてしまうため、カンジダが発症しやすくなるといわれています。
ステロイド剤をカンジダ症の治療薬として使うのはやめましょう。